2021参加団体 NPO法人アイあい「アイあい美術館」

●活動内容


私たちあいアイは障害者が絵画を通して自立し、経済的にも安定した社会生活を送れることを目指して、50余年に渡って支援活動を続けており、これまでに指導してきた障害者も400名を超えました。

中国の知的障害者学校との文化交流や知的障害美術館スイスアートブリュット美術館への出品など海外交流にも精力的に参画し、2010年の上海万博でも障害者団体として日本からの出店を果たしています。

障害者、特に知的障害者の描く作品はみな個性的で才能に満ちあふれています。見る人の心を惹きつけ、近い将来、現代芸術の一分野を担える力を感じます。私たちは一日も早く、それぞれがアーティストとして自立できるよう支援しております。

あいアイの絵画講座の特徴は、「年齢・性別・国籍そして障害の有無を問わずだれでも参加できる点」にあります。

言い換えれば障害を売りにしない創造活動と言うことです。美大生や高齢者に交じって障害者が創作活動を行うという活動を通じて一般の絵画コンクールで入選・入賞・受賞歴等の経歴を有するアーティストを多数輩出しています。

2003年にNPO法人化し、川越市の霞が関でアウトサイダーアートの展示会場としての「あいアイ美術館」、東京都北区で就労継続支援B型施設「あいアイ工房」、川越・青山・練馬にて絵画教室を運営しております。

●理念


年齢、性別、国籍、そして障害の有無を問わず創造活動し、その成果を障害者自立支援の一助とする。

●SDGsについての取り組み



「アートによる障害者の自立支援」と一口に言いましても、絵画は日常的に消費するパンや野菜などと異なり、嗜好品であることから継続的に購入してもらうことが難しい部分がありました。
しかし、昨今のSDGsという言葉の急速な普及で環境が変わりつつあります。

私たちのあいアイの活動はSDGsの目標である
「№③健康と福祉」
「№.⑧働きがいも経済成長も」
「№⑩すべての人の能力強化」
そのものであり、企業から「商品ラベルにつかいたい」といったお問い合わせも増えてきました。また、先ごろ晴海通りに新しく建設されるホテルの仮囲いに利用頂くことも決定しております。

SDGsのマーケットは年間12兆ドルとの試算もあり、今後ますます拡大が見込まれます。
私たちもこの潮流に乗って企業のCSR・SDGsニーズに寄り添う形で小さな画伯たちの「働きがい、喜び、そして自立への歩み」を加速させてまいります。

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